京都市 左京区 産婦人科 伊藤病院
京都市左京区下鴨狗子田町3-2 TEL:075-781-5188

 薬害C型肝炎について 

 当院では薬害C型肝炎に関し、過去に当院でフィブリノーゲンを投与された方の調査を致しました。

調査方法

 過去のカルテが保存期間を過ぎ残っていないため、フィブリノーゲンの仕入れ時期、および病棟日誌を 後方視的に調べました。

結果

1.
旧ミドリ十字(現、田辺三菱製薬株式会社の納入記録から、当院のフィブリノーゲンの仕入れ実績は、昭和55年(1980年)に6本、その3年(有効期間切れ)後の昭和58年(1983年)6本であることがわかりました。

2.
上記のフィブリノーゲンが誰を対象にどれだけ使用されたかの記録はありませんでした。一部無使用のまま期限(有効期限3年)切れで廃棄された可能性も考えられます。

3.
病棟日誌から、昭和55年(1980年)6月にYさん1名に使用したと思われる記録が見つかりました。ただ、残念なことにYさんの連絡先が不明にて心当たりを調べましたが、現在のところ連絡がとれていません。

4.
昭和58年に購入したフィブリノーゲンの有効期限が切れた昭和61年以降は、フィブリノーゲンを仕入れていません。したがって、これ以降の使用はあり得ません。

対応

1.
当院にて昭和61年(1986年)以前に難産、子宮外妊娠、婦人科手術等で、大量出血あるいは輸血などの治療を受けたと思われる方は、お手数ですが下記までご連絡ください。当院でC型肝炎の検査をさせていただきます(保健所でも可)。

2.
ご不明な点がございましたら、当院へお電話もしくはメールにてお問い合わせください。

医療法人誠仁會 伊藤病院
電 話
075-781-5188
メール
info@ito-hospital.com

参考

 C型肝炎ウイルスについて:

 昭和45年(1970年)頃から輸血後肝炎が注目され、ウィルスによるものではないかと考えられていましたが、昭和53年(1978年)頃になってその原因ウイルス(B型肝炎ウィルス)が同定(発見)されました。しかし、その後もB型肝炎以外の肝炎ウイルス(非A非B型肝炎)の存在が疑われ、漸く平成元年(1988年)頃に非A非B型肝炎の原因がC型肝炎ウィルスによるものだということが判明しました。
 わが国では、C型肝炎ウィルス発見後(平成以降)も、これを除去できないままの血液製剤が治療に使われたため、医療現場ならびに薬剤会社、そして国の責任が問われています。
 当院では、昭和57〜58年(1981〜2年)頃以降、フィブリノーゲンは大量出血の治療にあまり役に立たないという現院長の先見的考えから臨床に使用しなくなりました。
 しかし、それ以前には少なくともお一人以上に使用されていたことは事実で、医療現場に携わるものとしてお詫び申しあげます。


医療法人 誠仁會

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